スケール除去効果と付着防止効果を併せ持つポリマー
水処理薬品では初の省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)を受賞

このような問題でお悩みの企業様に最適です

  • ボイラ内部のスケール発生を防止したい
  • ボイラの燃料消費量を減らしたい
  • ドレン水を回収し、熱・水を有効利用したい
  • ブロー水を削減して、節水したい
  • ボイラを長持ちさせたい

ドリームポリマーとは?

「付着したスケールの除去」と「スケールの付着防止」のダブル効果で、ボイラ蒸発管を常に清浄に保ちます。

ボイラー内に付着するスケールは熱効率を下げるだけでなく、ボイラの性能低下や設備障害を引き起こし、工場の生産性にも大きく影響します。クリタが独自に開発したドリームポリマーは、スケールを除去するだけでなく、付着を防止することもできる画期的な多機能ポリマー素材です。安定かつ着実な処理効果により、工場の省エネルギー、節水に貢献します。

特長1: ドリームポリマーがスケールを除去し、付着を防止するダブル効果を発揮

1)スケール除去効果は当社従来比4倍
   スケール表面からスケール成分を溶解させて除去します。
   スケールが薄くなることで熱伝導性が改善され、従来より少ない火力で済み、燃料費を削減できます。
2)スケール付着防止効果は当社従来比2倍
   水中に溶けているスケール成分にポリマーが結合し、スケールが付着するのを防止します。

特長2: 設備投資不要ですぐに効果が現れます

ボイラ周りの省エネは、装置の改善、水処理の改善に分類できます。
それぞれの具体的な改善方法を示します。

装置・機器

1)不良スチームトラップの交換(蒸気漏れの防止)
2)バルブカバーの設置(放熱の防止)
3)高効率ボイラへの更新

水処理

4)復水(ドレン)回収(熱と水の回収)
5)ボイラ内に付着したスケール除去(伝熱ロスの削減)
6)ボイラブロー量の適正化(廃熱と排水量の削減)

装置・機器で、燃料削減率が大きいのは3)ボイラの更新です。しかし既に貫流ボイラ等を導入している場合、更新しても大幅な削減は期待できません。また、1)、2)、3)とも投資が必要となります。
これに対し水処理からのアプローチでは、投資不要で上記4)、5)、6)に直ぐに取りかかることができます。そしてこれら3つに効果を発揮できるのがドリームポリマー配合薬品です。

特長3: ボイラを常にきれいに、高効率をキープ

導入事例 1 スケール除去で燃料削減

他社の薬品からドリームポリマー配合薬品に変更することで付着していたスケールを除去でき、燃料費を約1%削減できました。

導入事例 2 硬度を含む復水の回収が可能になり、燃料、水を削減

発泡スチロールの成形工程では、金型を加熱しスチロールを発泡させる蒸気と、成形後に金型を冷やす硬度分を含む冷却水が混ざります。このため金型からの復水には硬度分が混入します。この復水を回収しボイラ給水に再利用すると、硬度分がボイラ内でスケール化してしまったため、復水の回収を断念していました。よって復水が持つ熱エネルギーを利用できず無駄に捨てていました。

他社の薬品からドリームポリマー配合薬品に切り替えたことで、ボイラ内に蓄積されていた硬度分が徐々に除去され、またスケール付着も抑制されたため、硬度分を含む高温の復水が回収可能となりました。この結果、重油を13%、補給水を10%削減することができました。

※平成29年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。

以上のようなお客様の事例など、本薬品を適用して省エネルギーを実現した多くの取り組みとその技術を評価いただき、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する「平成29年度 省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)」においてドリームポリマーが「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。水処理薬品関連技術が「省エネ大賞」を受賞するのは今回が初めてとなります。

なおドリームポリマーは、2017年6月に一般社団法人日本化学工業協会の第49回日化協技術賞も受賞しています。
 →詳しくはこちらへ https://kcr.kurita.co.jp/example/023.html

ボイラの省エネに有効なドリームポリマー、貴社でもぜひご検討ください。

※ドリームポリマーは栗田工業株式会社の登録商標です。